富岡の心臓移植待つ４歳児 京佑ちゃん救おう 渡米手術費８５００万円めざし募金活動

　重度の心臓病で海外での心臓移植手術が必要と診断された富岡市七日市の高林京佑ちゃん（４つ）を助けようと、「きょうすけくんを救う会」（安藤弓子代表）が二十五日、募金活動を始めた。必要額は八千五百万円で、京佑ちゃんの母親真紀子さん（３９）は同日、県庁で記者会見し「『（京佑ちゃんは）パワーをちょうだい』とよく話す。たくさんの人からパワーをもらい、一日でも早く元気になってほしい」と支援を訴えた。　（禰宜田功）

　真紀子さんや担当医によると、京佑ちゃんは二〇〇三年二月の誕生直後から、チアノーゼや心雑音のため前橋市内の病院に入院し、単心室や重度の心不全と診断された。心臓から血液が十分に送り出せない病気で、これまでに手術を計三回受け、いったんは回復した。しかし、今年七月に容体が悪化して緊急入院し、一刻も早い心臓移植が必要と診断された。今月九日から東京女子医大東医療センターに転院している。

　国内では十五歳未満の子どもから臓器提供を受けられず、海外での心臓移植を決意。受け入れ先は米国コロラド州の小児病院に決まったが、手術費や治療費、渡航費など約八千五百万円が必要という。

　「救う会」は街頭で募金活動を行うほか、今後、コンビニなど商店に募金箱を設置させてもらう予定。

　問い合わせは「きょうすけくんを救う会」事務局＝（電）０２７４（６７）１９７７＝へ。

東京新聞より

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http://www.nanokaichi.ed.jp/kyousukeindex.html